6月1日から
「小椋聡展 〜生命(いのち)のカタチ」を
道の駅 杉原紙の里・多可にある「杉原紙研究所」で開催します。
会期は6月1日〜25日まで。入場無料です。
「シーラカンス」をみつめる小椋聡さん
今回の個展のテーマは、「生命(いのち)のカタチ」
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『ごあいさつ』
このたびは、「小椋聡展 〜生命(いのち)のカタチ」に足をお運び頂きありがとうございます。
私は普段、イラストレーター&デザイナーとして、主に「動物のいのちと子供の教育」というテーマを掲げて仕事をしておりますので、犬や猫、野生動物などの姿を描くことが多く、自宅でも現在は猫2匹と共に生活をしています。結婚後、常に犬や猫が複数室内でウロウロしている環境で生活をしてきましたので、動物と共に過ごす空間が当たり前の状態になっています。
犬や猫のみならず、自然界の中には驚くべき進化を遂げた生物が多数存在しています。特に昆虫や爬虫類、両生類などの生物は、「なぜわざわざこんな形になったのだろう…」と驚かされるものばかりですが、彼らはわれわれ人類が誕生する遥か昔から地球上に存在していて、過酷な環境変化を何億年も生き延びてきたわけですので、その「生命のカタチ」にはそれなりの理由があるのでしょう。
アゲハチョウやモンシロチョウは、現代でもわたしたちが普通に目にすることができる昆虫ですが、卵から羽化して青虫になり、その後サナギという状態になって過ごします。一見じっとしていて何も動いていないように見えるサナギの内部では、一旦身体の形がどろどろに溶けて成形し直されるという劇的な変化が行われており、その後、青虫とは似ても似つかない蝶の姿になって生まれ変わるのです。
そうした「生命のカタチ」に触れると、「いのち」を存続させるために彼らがどれほど過酷な努力を繰り返して現在に至っているのかを想像せざるを得ません。
この展覧会が、わたしたちの身近に存在する「生命」を改めて見つめ直す機会になれば幸いです。
小椋聡(おぐら・さとし)
音楽大学の作曲科を卒業。動物保護施設で勤務した後「動物のいのち」に関わるNPO法人立ち上げに参加。
美術関係の出版・編集デザイン会社勤務を経て、2008年「Design Office COZY」を創業して「動物のいのちと子どもの教育」をテーマにした仕事を始める。
2013年に多可町に移住し、2016年に「古民家ギャラリー&雑貨 kotonoha」をオープンさせる。
切り絵と張り子の展覧会
「小椋 聡 展」〜生命(いのち)のカタチ
【会期】6月1日(木)〜25日(日)
9:30〜16:30(水曜日休館)
【会場】「道の駅 杉原紙の里・多可」展示室(杉原紙研究所隣)
兵庫県多可町加美区鳥羽768-46 TEL: 0795-36-0080
【入場無料】
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