ニュース・新着情報

大相撲はスポーツではない。興行だ。【神事を忘れた伝統芸能】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

貴乃花親方が日本相撲協会に「引退届」を出したという。
すでに現役力士は「引退」しているし、出すべきは「退職届」なのだが、これにも遺恨があるようです。
AdiosAmigo!!

と、これまでの貴乃花親方VS日本相撲協会のドロドロの係争を見るに、もう貴乃花親方に与する親方も部屋もないので、協会内では貴乃花親方を追放するか、出ていってもうか、無視し続けるか、だったのだろう。
自ら辞める「退職」ではなく、辞めさせられた「引退」が正しいという貴乃花親方の「これからは外で争いますよ」という宣戦布告にも受け取れますね。

さて日本相撲協会のなかの事情は伝え漏れ聞こえることからしか判断つかないが、相撲である。
相撲について、考えていきましょう。

大相撲は、スポーツでも競技でもなく、単なる興行である。
と考えてます。三田の梅さん的思考。
「五穀豊穣を願う神事だろう」というご意見も説もありますし、確かにそうだな、という気持ちもありますが今回は割愛。バッサリ割愛。否定しておりません。

スポーツってなんだ。
スポーツとは、ルールが明確に定められており、ルールに従って判定され、ルールに則って運用されるもの。
相撲は無法か、というとそうではない。決まり手(技)の名前や勝負に関する裁定方法は定められている。
いるものの、裁定に関する公平性が全く担保されていない。

行司は審判ではない。



東と西の力士が一人ずつ、真ん中には行司が1人。
土俵上で見る相撲の風景だが、行司は司会進行しているだけの存在。
審判は土俵を囲む4面に座る親方が担当する。
見たまま、分かる勝敗は司会進行の行司が宣言して次の取り組みへと進める。
ほぼ同時に足が出た、倒れ込んだ、など判断が難しい場合も行事はどちらかの決まり手で勝敗を宣言するが、審判からの物言いがつくと、中断し土俵上に審判が集まって協議する。
協議の結果は行司ではなく、審判が直接、経緯を説明して勝敗を告げるか、取り直しを命じる。

この審判は力士が所属する部屋のトップである親方が務めている。
ちなみに行司も部屋付きの身分だ。親方には逆らえない。

野球はどうだろう。プロ野球の審判は各チームに所属しているわけではない。
サッカーはどうだろう。野球と同じく審判としての独立性は担保されている。
似たような格闘型、1対1タイプのスポーツと比べてみよう。
柔道。剣道。ボクシングも、審判はライセンス制となっており公平性も担保されている。

公平性でいうと、大相撲協会そのものが男性だけで運営されている点も特殊で歪だ。
日本相撲協会のHPによると理事長以下役員はすべて男性である。というか全員が力士上がりの「OB」だ。
外部の人間は評議員と外部役員の合わせて13人だがその中でも女性は1名。
http://www.sumo.or.jp/IrohaKyokai/rijikai/
まぁ公益財団法人の認定要項に役員の男女比率は示されていないからいいとしても、協会そのものがOB互助会の体で現役力士の水揚げを増えてく一方の年寄りがチュウチュウ吸い上げていく姿は日本社会の縮図ぽくて見るものに勇気も希望も与えない。
日本相撲協会のHPより(http://www.sumo.or.jp/IrohaKyokai/organization/

協会の構成員

力士を引退して年寄名跡を襲名継承したものがその運営にあたり、各相撲部屋は力士を養成する場として、協会に登録された力士を指導養成します。また、入門する力士志望者、および一般の希望者を指導しています。
勝負を裁く行司、土俵の構築や力士の呼び出しや競技の進行をつとめる呼出、力士の髪を結う床山、および若者頭、世話人も協会に所属しています。運営の一部は一般職員がその業務を行ないます。
これが公益財団法人のHPで謳われてるんですからね。まぁ、興行団体ならそれでいいんですよ。ええ。


前年度の決算を見てみる。

キャッシュで45億も積んでるのか。前年度から10億減らしてるけども、なかなかの金額。
国技館含む土地で94億。
キャッシュ・フロー計算書みても、経常収益で120億くらい回してるわけで、全然悪くない。むしろドル箱法人。なのに法人税は15万。
やはり日本相撲協会が取り仕切る大相撲はスポーツや競技ではなく、興行としてみたほうがすんなり落ちる。
新日本、全日本という2大団体が存在するプロレスと比べたほうがよっぽど分かりやすいのかも知れない。
少なくとも、公益財団法人の定款から「我が国固有の国技である相撲道」というこっ恥ずかしい一文は削除したほうがいいのではないか、と思う。

横綱は勝っても認められない不思議なチャンピオン。
大相撲の日程は15日間、幕内以上の力士は一日一戦で15試合を戦う。
ただ勝てばいいわけではない。横綱になると、勝ち方まで限定され、外れると非難され有言無言の圧力で技を制限される。
心技体、という3つのバランスが大事。という考えからだが、
ラファエル・ナダルにバックハンドは「チャンピオンらしくない」
とか
デオンテイ・ワイルダーに左フックは「チャンピオンらしくない」
とか
朝比奈沙羅に大外刈は「チャンピオンらしくない」
とか
きっと誰も言わないし、言えないでしょう。

↑新聞屋上がりの相撲好きが横綱審議委員会を務める。
相撲は、横綱を選ぶのは「横綱審議委員会」というご意見番的有識者が日本相撲協会に対して「進言」してようやく決まる、勝ったらなれる、勝者の称号でない。
まぁ、強くなければ選ばれないのは事実だが、強ければなれるものでものないのだ。実に日本的。
そんなこんなで、もっと、年寄株やら部屋制度と一門やら地方巡業の収益やら深掘りしたい点も多々ありますが、今回はこのへんで。

人気の記事

最新の投稿

コメントを残す

*

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。