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だんじりはまちづくり【祭りを振り返って考えてみた】

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いやぁ、10月はいろいろありすぎますね。
1日にあった天神さんの秋祭りがもう遠い過去の話みたいな…。


だんじり曳くんですが、木造の狭い家みたいなのに丸太の輪切りに鉄枠はめた車輪が付いた物体(だんじり)を若者から年寄りまで集まってまちなかの道路をつどつど通行止にして、えっちらおっちらトロトロと練り歩く。

21世紀も四半世紀が暮れた世の中で、よくこんなイベントが現存してるな、と思いつつ。
前日の宵宮もあるのですが、祭り当日は「御神酒」という大義で、朝から酒を飲み、だんじりを曳いては休憩して酒を飲み、まただんじりを曳いては酒を飲み…。神社の公園や路上で同じ浴衣を着た男衆が日本酒やビール飲んでるのだから、この文化を知らない人から見たら、不思議な集団なのでしょうね。


さて、と。このだんじりを曳く。という行為、実に非効率的で非合理的だと思うのですが、
まちづくりに必要なスキームなのか、と考えるとまちを形成・維持するために必要なイベントに見えてきます。

まず、年代の違う、同じ町(地域)の人が、ひとつの課題に対して力と知恵を合わせて解決する、という点。
若者は体力を提供し、老人は経験に基づく知恵を出す。真ん中の世代はリーダーシップを発揮し、上の世代の知恵と記憶を受け取り、次の世代へ受け継いでいく。
また、地域ごとのカスタマイズが引き継がれている点も。
だんじりを動かす時の鐘と太鼓、楽譜は在りません。町(ちょう)によってフレーズは違いますし、行きと帰りで違ったり、坂を登る時だけのフレーズがあったりします。
地域の大人が鐘を叩く、太鼓を叩く子どもに教えるのも、見て聞いてやらせて、覚えこませて行きます。
同じ柄の浴衣を揃いで着ることで、まちへの帰属意識や仲間意識を生むのは、組や社中にも通じていますね。

多世代交流、問題共有、継続性、共助、おお、実に素晴らしくまちづくりだ。
だからあんなに重たくて動かしにくい物体に仕上げてあるのだな。
などと、分かったような事を考えていたのでした。
また来年もだんじりを曳くのが今から楽しみです。

 

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