弥生の美-土器に宿る造形と意匠-【兵庫県立陶芸美術館3/10-5/27】

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弥生の美-土器に宿る造形と意匠-
弥生式土器の名前の由来、知ってますか。1884年、東京帝国大学裏手の向ヶ岡弥生町(現文京区弥生)の貝塚で土器が発見されたことで弥生式土器、という名前が付いたんですって。

そんな弥生式土器を集めた展覧会とその時代を検証する講演会をお知らせします。

 縄文土器と比べ、薄手で硬く、明るい褐色の土器は、その後、東海・北陸地方をはじめ、九州から東北までの広い地域から出土するようになり、それらの土器を使った時代や文化の実態が明らかとなり、弥生時代あるいは弥生文化として知られるようになりました。その文化を象徴する弥生土器は、多様な縄目文様やうつわから溢れるような突起物で装飾された火焔土器など、躍動的な縄文土器とは趣を異にし、機能性に優れたシンプルな造形と洗練された意匠は、静穏で対照的であるといえます。

 いまから約2,400年前(一説では約3,000年前)、稲作が大陸から北部九州へと伝わり、それまでの狩猟や漁労、採集を生業として自然と共生してきた人々の生活は、農耕を中心とした生活へと変わっていきました。また、稲作とともに青銅器や鉄器も伝わり、新たな素材による道具の普及は、農耕生活や社会構造に影響を与え、最も身近な道具であった土器についても、用途にあわせた多様な土器や地域によって特色のある土器が生み出されることとなりました。

 この展覧会では、全国各地の遺跡から出土した重要文化財31点を含む、160点を超える多種多様な弥生土器の優品を通して、その造形美や意匠とともに、弥生人の生活やモノづくりの技術の一端も探っていきます。

講演会/女王・卑弥呼が使った器たち
日時:3月17日(土) 13時30分~15時(開場13時)
講師:石野博信氏(兵庫県立考古博物館名誉館長)
場所:兵庫陶芸美術館 研修棟1Fセミナー室
定員:110名(先着順。事前申込制。電話・FAX、ホームページからもお申し込みいただけます)
参加費:無料(ただし観覧券が必要)


弥生の美-土器に宿る造形と意匠-
【会期】2018年3月10日(土)~5月27日(日)
【会場】兵庫県立陶芸美術館
兵庫県篠山市今田町上立杭4
【休館日】月曜日(ただし4月30日(月・祝)は開館、5月1日(火)は休館)
【入場料】一般1,000円大学生800円
※高校生以下無料、70歳以上半額

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