三田で私設図書館
あなたの本も並べられる
フラワータウンに出来るよ
私設図書館ってなんだ??
いきなりですが、図書館のイメージってどんな感じですか?
一番身近なのは、市立図書館ですね。三田市には2つ存在します。
移動図書館もあります。あんがい先進的。
他には他市の図書館や議会図書館、各学校の図書室なんかも同じような機能と役目を持ってますね。
公立の図書館でも運営に企業が入ったりして、以前よりはとても個性が出せる図書館も増えてきています。
先駆けとしては、佐賀県武雄市の武雄図書館
初めてCCCが運営に入った図書館ですね、未だにいろいろ生み出してます。
や、石川県金沢市の石川県立図書館
(↑能登半島地震から復旧しているようです、よかった)
など、旧来のサービスや選書と違うアプローチが図られております。
では、私設図書館とは。
公にし対しての私ですね、プライベーター。
特に定義はありませんが、個人や企業などが蔵書を管理して運営する図書館です。
寿ノ湯ライブラリもそのカテゴリですね。
三田の梅さんが、まちなかのことを始めた頃、
長野県にある小さな町の図書館がまちなかで始めた企画がとっても気になって見に行ったことがあります。
長野県小布施町の「まちじゅう図書館」
リニューアルした町の図書館、まちとしょテラソが打ち出した企画ですが、まちの中の個人のお宅や酒屋さん、味噌屋さん、銀行、郵便局などの一角で本を自由に閲覧できるうえ、貸し出しもOK。という「箱モノ」とは全く違うアプローチでした。いま見直しても斬新。
小布施以降、結構いろんな私設図書ブームが起き、いろいろ見て回りながら、三田にもどこかで出来ないかなぁ、と思いつつハコもモノも掴めないまま幾歳月・・・
2024年3月に、フラワータウンで私設図書館が出来るという情報が。素晴らしい。
88文庫というみんなのライブラリ
この88文庫では「一箱本棚」という仕組みを用意します。
近隣では尼崎にもあった気がしますが、見当たらないので以前行った豊岡市のだいかい文庫の例を。
こちらは完全に個人が立ち上げた私設図書館です。
一箱オーナー制度は同じような仕組みなので、88文庫の説明をしますね。
本棚を仕切った一箱に自分の所蔵する本を持ち込んで、貸出するのです。
この一箱本棚のオーナーは月額の利用料を支払い、かつ店番をする権利(義務?)を持ちます。
置く本についてはオーナーのおもうように(箱の範囲で)設置できます。
先の小布施の例でも出てますが、一人ひとりの書棚って「その人なり」が現れているものです。
また、伝えたいことや、思いが詰まった本も在ることでしょう。自己表現や共有が本でできちゃうんですよ、実は実は。
【追記】尼崎のさんとしょ、ありました。
さんとしょ~さんわにあるみんなのとしょかん~
こちらも一箱本棚オーナー制度を用いてますね。
申し込み前に確認してほしい条件がこんな感じ
開設期間は2024年3月1日〜2025年2月28日まで
本棚一箱につき月額1,500円
本棚のサイズは 幅40㎝・高さ30㎝
本5冊以上の設置
月1回以上店番に入れそうな人
株式会社北摂コミュニティ開発センターの公式LINEの登録
本棚オーナーになりたい人はこちらから
88文庫 概要
2024年3月1日 開設予定
住所:兵庫県三田市弥生が丘1丁目1−1
フローラ88 1階(サイゼリヤ入り口向かい)
開館時間:10:00〜16:00
閉館日:不定休(シフトが埋まらない日は閉館)
料金:利用料無料、貸出の初回登録料500円必要(仮)
※本を借りるのは無料です
オープニングイベントは「一箱古本市」
そんなこんなで、フラワータウンに三田で初めての私設図書館が出来るオープニングイベントは一箱古本市。いきなり販売かよという気もしますが、本に関心のある方なら来やすいイベントですよね。
出店料は無料なので気楽ですね、申し込みは上記Formsからどうぞ。
イベント概要
日時:2024年2月17日(土)14:00〜17:00(予定)
会場:兵庫県三田市弥生が丘1丁目1−1
フローラ88 (内の複数の予定)
参加料:無料
ご自身のお持ちの本で、他の方へお譲りしていい本を段ボール箱に入れて販売します。
コメント