ジオ、ラマ。その不思議な世界へ。
【展覧会概要】
「ジオラマ」といえば、現在では模型を使ってさまざまな場面や情景を再現したもの(情景模型)を意味するようになっています。
しかし、もともと「ジオラマ(diorama)」とは、写真の発明で知られるルイ・ダゲールによって考案された、光学的な仕掛けを用いた見世物のことであり、そのルーツをのぞきからくりに求めることができます。
平面的な絵やごく限られた情景模型を別の世界のように錯覚させる一種のヴァーチャル・リアリティ、それこそが「ジオラマ」だったのです。
滋賀県長浜市にある海洋堂フィギュアミュージアム黒壁で製作されている「ボックスジオラマ」は、そうした「ジオラマ」本来の特性を持ったものと言えます。
この展覧会では、当館蔵「入江コレクション」の光学玩具・組上絵と、海洋堂フィギュアミュージアム黒壁の「ボックスジオラマ」を通じて、ジオラマの歴史をたどるとともに、その不思議な視覚世界へと観覧者をいざなうものです。
【展示内容】
展示構成
第Ⅰ部 「透かし絵」から情景模型へ
Ⅰ-1 光学的見世物としての「ジオラマ」
Ⅰ-2 紙のジオラマ――組上絵
第Ⅱ部 海洋堂「ボックスジオラマ」の世界
Ⅱ-1 ジオラマ水族館
Ⅱ-2 ディノラミック・パーク
Ⅱ-3 ジオラマお化け屋敷
Ⅱ-4 ジオラマ劇場
Ⅱ-5 ジオラマ博物館
Ⅱ-6 ジオラマ動物園
特設コーナー 海洋堂からの挑戦状
【関連行事】
■館長対談「フィギュアとミュージアム」
ゲスト/宮脇修一氏(株式会社海洋堂代表取締役)
日時/8月19日(日) 午後2時~3時30分
会場/当館地階ホール(無料、申込不要)
定員/100名(先着順)
■ワークショップ「ボックスジオラマをつくろう」
海洋堂のフィギュアを用いたボックスジオラマを作ります。(初心者向け)
日時/8月11日(土・祝)・12日(日)
いずれも午後1時30分開始(約2時間)
場所/当館体験ルーム
対象/小学生以上(低学年の方は保護者同伴)
参加費/1000円
定員/20名
申し込み方法はチラシもしくは当館ホームページ参照、応募者多数の場合は抽選
■展覧会ガイド
日時/7月29日(日)・8月19日(日)
いずれも午前11時から
【会場】兵庫県立歴史博物館
兵庫県姫路市本町68
【会期】平成30年7月14日(土)~9月9日(日)
【開館時間】午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
【休 館 日】月曜日(7月16日は開館、7月17日は休館)
【観覧料金】
大人 1000円(800円)
大学生 700円(550円)
高校生以下 無料
※( )は20人以上の団体料金※障がい者及び70歳以上の方は半額。障がい者1人につき、介護者1人は無料。
【お問い合わせ】兵庫県立歴史博物館
電話:079-288-9011
主 催:兵庫県立歴史博物館、神戸新聞社
後 援:兵庫県、兵庫県教育委員会、NHK神戸放送局、サンテレビジョン、ラジオ関西
協 力:山陽電気鉄道株式会社、神姫バス株式会社
協 賛:公益財団法人グローリー小学生育成財団
特別協力:株式会社海洋堂、株式会社龍遊館
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