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「おおきなかぶ」に秘められた教えとは【トルストイの隠した問い】

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おおきなかぶ、という話をご存知ですか。
ロシアの民話で、蕪(かぶ)を引っこ抜くのに、家族総出で頑張るという話、トルストイによる編話が絵本であります。
おおきなかぶ 

↑何となく見たことあるでしょ?
原語では、言葉のリズムがよく、繰り返したり韻を踏むようにリズミカルな内容だそうです。
でね、日本でも有名なこの絵本、大きな蕪を引っこ抜くのに、四苦八苦、悪戦苦闘するわけですが、これがどういうことか、抜けないのです(最終的には抜けますが)
で読んでいくうちに、なぜ抜けないのか、答えが絵の中にありました。


はい、1番先頭のおじいさんの足元に注目してください。
そう、蕪に乗ってるんですよ。乗っちゃってるんです。

この状態だといくらたくさんの力が加わっても、

おじいさんごと引っ張る力にまでならない限りは、蕪は抜けません。

そうです、蕪に乗ってては蕪の葉っぱがちぎれるほうが早いのです、蕪から下りれば力点が変わります。物理です。

しかし、なぜこのような大騒ぎにしてしまったのか。そもそもストーリーとしては何の意味があるというのか。
言葉遊びとしての寓話、というだけのことなのでしょうか。

三田の梅さん的に、おじいさんは解って乗っていたのではないか。などと推察しています。

なぜ、そんな事をおじいさんがするのか、する必要があるのか。
大勢の家族・動物まで巻き込んで、協力させて、汗をかき体を寄せて目的(蕪を抜く)を達成する。
仲間意識、苦労の共有、成功体験、その為にワザと蕪が抜けない、と大騒ぎしたのでは…。

発端のおじいさん→おばあさん→孫娘、までは家族です。身内。

さらには犬→猫→ネズミ。もう力を借りるにしては非力過ぎるし戦力外であろうネズミもチームへ入れてしまう懐の深さ。獣同士の仲の悪さすら感じさせない目的へのフォーカスの強さ。
蕪を抜く、という目的を参加するメンバー全員で共有することで、本能的に対立している仲をも協調させるマネージメント能力の高さ。
そういうことも含めての寓話なのかも知れませんね。知らんけど。

 

※追記※
そう、この投稿は「知らんけど。」を使いたくて使いたくて震えてた時にハタと思い出して書き殴ったものを再掲したのです。
で、いくつかご指摘をいただきました。それは「この絵本に限った絵の問題ではないのか」と。
あり得ますよね、本文ではおじいさんがワザと抜けないフリをするなんて触れてもいませんから。
ということで早速我らがGoogleセンセイに調べてもらった結果をお伝えします。


「おおきなかぶ」という絵本(シリーズ作中のものも含む)は日本語版で11作品確認できました。
うち、なんと7作品が表紙においてかぶに足をのせる、足をかけるなどしていました。
残りの4作品では大きな蕪の周りに登場人物を配したり、あるいはすでに抜けた蕪であったり、ちゃんと地面に足をついたお爺さんが蕪を引っ張っていたり、しています。
結果、何も判明していませんが、抜こうとする蕪に足をかけたり乗せたりするほうが絵的には不自然なのに採用している表紙が圧倒的に多い。という事でした。

では、〆の言葉を再び。
知らんけど。

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