美容室?のような白壁の建物、神戸電鉄三田本町駅直近の物件。
※たぶん小さな看板くらいは付くと思います※
地元三田の至宝、三田牛を使いたい、知ってもらいたい。そんな思いを持っていたオーナーに、今まで料理に人生を費やしてきたシェフが応える形で、
実現したお店のスタイルが、ビストロラーメン、という他に類を見ない形態となりました。
店舗は、シェフのこだわりが随所に込められた設計。木の温かみを感じる店内は狭く感じません。
ゆったりくつろぎのカウンター8席。
箸やレンゲを含むカラトリーは席の前の引き出しに格納されております。
ビストロの要素を取り入れたラーメン店が誕生。
そのシェフは言いました。
魂のこもったスープを引き出す。フレンチもラーメンも接する仕事は同じ。
ジャンルは違ってもひたむきに素材と向き合い魅力を引き出すのが、仕事。
大阪へ進出も考えていたシェフを地元三田に惹きつけたのは同級生のオーナーの想いでした。
麺ものインプレッション
ラーメンは3種類。常識も想像も超えた味のラーメンです。
醤油は、三田牛の牛骨から引いたベースに響く醤油の香りが素晴らしい。
塩は牛骨スープに魚介を合わせた透明感のあるスープ。「出汁感」は3つの中で1番強く感じました。
3つ目がアメリケーヌ。エビ、カニの殻とミソを炒めて引き出した甘いく濃厚な味わいが楽しめます。
正直、別格のコクと香り。もはやスープスパ。
醤油と塩、どちらもキャラ立ちしていますが、塩のほうが牛骨のポテンシャルは感じやすいと思います。もうお好みでどちらでも。
アメリケーヌの存在感の強さとフレンチテイストはラーメンの域を越えています。
具材は、旬に合わせるので時々で変わるようですが、マイクロトマトや芽キャベツなどしっかりトレンドを掴んでおります。地産地消とトレンドがシンクロしています。
チャーシューに当たる肉系具材は、小さめのビトック(ハンバーグ)が。
三田牛を楽しむ工夫がここにも表れています。
飯ものインプレッション
ラグーライス、絶品。
仕込みで使う、三田肉をじっくり煮込み旨味と甘味がぎゅっと濃縮されています。単品丼も設定あり。これはイケる。
リゾットは、アメリケーヌとの相性が抜群です。替え飯状態で麺食べた後のスープにダイブさせましょう。
ビストロ使いも出来ちゃいます。
ワインもグラス・ボトルどちらでも楽しめるのです。
日替わりのオードブルを用意してワインと会話で盛り上がるなんていうシチュエーションも。
プレでは男3人でドライフルーツとナッツで話し込んでました。居心地のいい空間。
綺麗な白壁に塗り替えられ、全くラーメン店要素が見当たらない外観と内装ですが、実際、ラーメンを楽しんでからも今までのラーメン店にはない雰囲気と意気込みに、ラーメン店がオープン、と書くのがどうなのか。と思案していました。
オーナーの話に納得。
※画像の人物はシェフです。
三田牛、三田肉の素晴らしさを広く知ってもらうために、身近な普段の食事に三田肉を取り入れたかった。
どうしても高級なジャンルに高止まってしまう和牛の食べ方、料理法では今以上に広がる可能性は少ないのではないか。という思い。悩み。
それをシェフが受け止めて、形にしたのがラーメンだったのです。和牛を使ったラーメン。という安易な足し算では済ませないのは、技の高さと引き出しの多さがあってこそ。
いつから楽しめる?
8月6日からオープン、ラーメンをお楽しみください。
ビストロスタイルは、お盆明けから。
ワインも充実したラインナップ、以降には定期的にワイン会を開催して行く予定。
最高のパフォーマンス、を標榜してきたシェフが再び三田でムーブメントを起こします。
recette(ルセット)
【住所】兵庫県三田市相生町21-12
【電話】なし
【営業時間】18:00-24:00(L.O.23:00)
【定休日】火曜日
駐車場を確保する予定ですが当面は近隣のタイムパーキングなどをご利用ください。
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